靭帯の役割と損傷度合いについて

院長の増田です。

前回の捻挫についての説明から少し間が空いてしまいましたが

今回は

『靭帯損傷』

について説明をしていきたいと思います。

靭帯という単語は捻挫の説明の所でもよく出しましたが

そもそも靭帯ってなんだろね?

という所から説明していきたいと思います。

まず、靭帯の役割は『関節の固定』です。

これはガチガチに関節を固めるという意味ではなく

骨と骨を繋いで関節の安定させるということです。

筋肉が骨を動かして、骨がその力を支えることで身体は動いていきます。

その時に関節がグラグラしていると怖くて身体を動かせないですよね。

靭帯はこの時に関節を安定させてくれます。

まさに天然のサポーターって感じですよね。

そして、この靭帯は捻挫などの強く引き延ばされるストレスによって損傷します。

そして、その損傷の度合いは大きく☟の3段階で判断されます。

1度損傷 ・・・ 微小損傷

2度損傷 ・・・ 部分断裂

3度損傷 ・・・ 完全断裂

それぞれをザックリ説明すると

1度損傷(微小損傷)

これは靭帯が牽引される事で炎症を起こしたり、少し傷ついちゃったとイメージしてください。

炎症や腫れ、痛みは出ますが、関節の不安定性は出ません。

『靭帯が伸びちゃった』と言われるのはコレですね。

2度損傷(部分断裂)

部分断裂の文字通り、部分的に切れてはいますが靭帯の連続性は保たれています。

この2度損傷から関節の安定性が低下します。

痛みは1度損傷より強く、炎症、腫れに加え、皮下出血(内出血)が見られます。

3度損傷(完全断裂)

靭帯の連続性が完全に断たれます。

2度よりも痛み、腫れ、関節の不安定性は強く出ます。

痛みや腫れが引けば日常生活を行うことはできますが

切れた靭帯は自然に戻ることはないので

安定性を出すためには再建手術が必要になります。

ザックリではありますが以上が靭帯損傷の説明です!

1度、2度の損傷であっても損傷の度合いや日常生活の過ごし方によっては

回復までに長く時間がかかることもありますし

痛みが引いたからと言ってほったらかしにしてしまうと

身体のアライメントが崩れてしまい別の部分に痛みが

出てしまうこともあるので、最後までしっかりと治療をしていきましょう!

このイラストのように損傷部位の固定も大事です。

そして

どの怪我にも言えることですが

怪我をしたら院での治療だけでなく、ご自身でのセルフケアも重要となってきます。

なので次回は怪我をした時の基本

RICE処置』

についてご案内したいと思います。